【名物Pご乱心?】ヘンテコタイトル第三弾!RA MU『TOKYO野蛮人』でも揺らがぬ信念

TOKYO野蛮人 邦楽

桃子、アーティスト路線へ?

トライアングル・プロダクション」… かつては杉山清貴カルロス期オメガトライブ菊池桃子の三本柱を擁して邦楽界で一世を風靡した音楽事務所だ。
しかし時代の移り変わりとともに勢いは衰微していく。

そしてアイドルとしてヒットを連発していた桃子も徐々にセールスが下落傾向へ。
そこで事務所社長でもあり、自他共に認める「鬼のプロデューサー」である藤田浩一が大きな決断を下す。

桃子をアーティスト路線へ舵を切る事への思い切った方針転換だ。
そして結成された「ロックバンド」こそがRA MUラ・ムー)…!

桃子のソロ時代は林哲司を中心とした制作陣だったが、ラ・ムーからはカルロス期オメガトライブの作家たちへとバトンタッチ。

このバンド結成に伴いブラックコンテンポラリーな曲調を主体とした音楽性にモデルチェンジとなった。

果たしてこれが吉と出るか凶と出るか?

謎なタイトル群

それでは一旦ここでラ・ムーでリリースされた全四枚のシングルを見てみましょうか。

  • 1st 『愛は心の仕事です』1988年2月24日
  • 2nd『少年は天使を殺す』1988年6月8日
  • 3rd 『TOKYO野蛮人』 1988年7月27日
  • 4th 『青山Killer物語』 1989年2月8日

なんなんだよこのタイトルはw

これには笑福亭鶴光師匠も「こんなタイトルでええんか?ええのんか?」と普段のスケベ声とはまるで違う、不安な声色になってしまうやん?

ヤケクソとしか思えないこのタイトル群に一体どんな勝算があったのか…
すでに藤田が故人である以上もはや知る由も無いが、ジャケットデザインも含めて異質な雰囲気が漂う。

全4シングル
ラ・ムーの全シングルジャケット

とはいえ「鬼P」の藤田が目を光らせて制作しただけあって楽曲自体は流石のクオリティだ。

そんなシングル曲の中では3rd『TOKYO野蛮人』が一番のお気に入り。

リリース  1988年7月27日
作詞    康珍化
作曲    和泉常寛 
編曲    新川博
オリコン  8位
ベストテン 14位
売上げ   4.6万枚

ウィスパー炸裂のチャラ系ソング

表向きは」真実の愛を渇望アピールをしながらも、内心はワンナイトラブ上等なヤリチン主人公が目指す場所は、盛りの付いたオスとメスが集うディスコ会場

そこで「さぁ~て今夜はどの子とイチャイチャしてやろうか?」と舌なめずりするオオカミさん、というチャラさ満点でいかにも80’sバブリーな内容にオッサンは涙がちょちょぎれる思いです。

田舎モンにはマブしすぎるこの世界観…最高じゃねぇか!

この曲の聴きどころと言えば、各所で聴ける桃子の「キュッキュッ♪」のキュートでウィスパーなボイスに尽きる。

これぞ彼女の歌手キャリアの中でも白眉のパートと言っても過言ではない。

桃子の歌唱力については日頃から一家言あるアタシでも、このパートを聴けば「くやしい…でも認めちゃう!ビクンッ)」ってな感じで白旗をあげるしかないぜ!

ただこの曲に限らずヘンテコなタイトルやパフォーマンスも相まって、世間にコミックバンドみたいな印象を持たれたのか、当時は大コケしてしまったラ・ムー…

TOKYO野蛮人1
TOKYO野蛮人2
TOKYO野蛮人3

それでもこのスタイルを最後まで貫き通した「頑固オヤジ」藤田Pと桃子たちの想いが通じたのか、やがて藤田がこの世を去った今になっての再評価はご存知の通り。

最初で最後のアルバムとなった名盤『Thanks Giving』の紹介はタイトルにちなんで、来年の感謝祭シーズンまでのお楽しみに取っておくとでもしましょうかね。

やべぇ…これでブログを失踪できない十字架をわざわざ背負っちまったよ…(gkbr)

ってな所で今回はこの辺で!「キュキュキュッ!

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