Eテレでまた一つ名番組が誕生
『先人たちの底力 知恵泉』と『地球ドラマチック』…
アタシがNHKのEテレにて以前から好んで視聴している二大番組だ。
それらの番組を見終えたとある日、興味深い他番組の宣伝が流れた。
10月から始まったばかりの『ビストロボイス』である。
「七色の声を持つ男」でお馴染みの声優・山寺宏一が司会を務め、声を題材に二組のゲストとともに愉快なトークを繰り広げる番組。

そしてその時の番宣で目にしたゲストは「ツンデレの女王」こと釘宮理恵と売れっ子声優の一人である早見沙織のご両人。

まず釘宮は、今のところアタシがまともに観た最後のテレビアニメである『機動戦士ガンダム00』にて「ネーナ・トリニティ」役を演じた声優として認識。
そして早見は件の『地球ドラマチック』のナレーションを担当しているし、何よりオレが愛して止まないゲーム『ファイアーエムブレム』シリーズの初代ヒロイン「シーダ」の声を当てているじゃないか!
声優の知識も音楽と同じくほぼ90年代までで止まっており、今世紀になってから活躍している声優については「ガチで無知」レベルだが、流石に今回は興味を引く組み合わせだったので観てみることに。

これが思いのほか面白かったので今回記事にしちゃうぜ!
番組の目玉、声のソムリエ
この番組は別に声優に特化しているわけではなく、山寺がぜひとも対談したい声を使った仕事をしている人をゲストに呼んで話を聞くという趣旨。
演じることの難しさや悩みなども赤裸々に語っちゃったりも。

その中で序盤に「声のソムリエ」として各声優たちの発声法をチョットだけ実践しつつ、分かりやすく解説してくれるコーナーがある。
担当者はボイストレーナーの長塚全氏。
ぶっちゃけこのコーナーが番組の一番の見どころといってもいいだろう。
各声優の特徴的な声は如何にして出しているのか?
それを図解やら機械を使い、丸ハダカにしちゃう興味深い内容だ。

カラオケ大好きなアタシとしてもなかなか参考になり「おおっ、そうかッ!なんという冷静で的確な分析力なんだ!!」と、思わず膝を打たずにはいられない、その道のプロによる見事な解説。
声優からしたら「あなたはこの器官をこういう風に使って演技しています」と世間に晒されるわけだからコレはチョイと気恥ずかしくなるのも道理である。

彼の説明を聞く声優たちのリアクションも見どころだ。
かつて『ASAYAN』でモーニング娘。に対する鬼指導で、一躍人気ボイストレーナーになった菅井秀憲姐さんみたいな例があったように、この番組をきっかけに長塚トレーナーは…売れる!(いや、すでに人気講師なのかもしれんけど)
番組後半ではゲストも交えての一風変わった朗読劇もあるが、こうして見ると声の演技だけでもけっこう体力を使う感じなんですね。声優にはタフさも必要だ!

和気藹々のアンパンマンファミリー回
翌週の回は『アンパンマン』繋がりでもある戸田恵子と平野綾がゲスト。

自身の演技などをめっちゃ研究する平野に対し、あくまで自然体を貫き、発声や演技に関する深いことは「考えもしない」とあっけらかんと番組の趣旨に反するような発言をする恵子姐さんw

「天才じゃねーか…」と子分ポジションの山寺を驚愕させる、その強心臓なアネゴっぷりは大御所の貫禄十分だ。
ついでに番組内で流れた平野の宣材写真がふつくしすぎてワイも驚愕。

声優でブレイクした彼女だが、元々は舞台女優を目指して芸能活動を始めたというのも納得のビジュアルである。
他にも戸田と平野は地元が同じ名古屋だけではなく、戸田は平野の母親と同じ高校出身でしかも同い年という「ラノベの設定か!」とツッコミたくなるような繋がりも発覚したオモシロ回でありました。
個人的には男性声優なら神谷明とか古谷徹や緑川光といった面々が見てみたいし、女性なら皆口裕子とか日髙のり子とかも見てみたいが…まあ、無いか。(特に古谷は…)
ってな感じで、Eテレにまた一つお気に入りの番組が増えちゃいました。
声優稼業は修羅の道
今や海外への重要な輸出産業の一つに数えられるようになった日本のアニメ。
そして現代の若者の中では、憧れの職業の一つでもある「声優」も余りに競合が多すぎて「修羅の世界」なんてことも言われてたり、ちょくちょくキナ臭い話を耳にすることもあったりしますが、それだけ花形の商売って事なのかもしれない。
しかも今の声優ってビジュアル重視だったり、歌とかダンスも出来なきゃいけないんでしょ?
もうアイドルと変わらんやんw大変だぜまったく…
『ドラえもん』や『ちびまる子ちゃん』などの長寿番組でレギュラーキャラをゲット出来たら一生安泰レベルの勝ち組になれるとはいえ、この業界も狭き門だなぁ…などと感傷に浸ったとある秋の日でございました。

そんな弱肉強食の極致である声優のみならず役者や歌手、ナレーターといった声に関する仕事を目指す人なら観て損はない…かもしれないのでチェックするんだ!

それではまた次回!

