【昭和カラオケNo.1】稲葉カバーで列島震撼?岩崎良美『タッチ』でオレ達の南ちゃんを探せ!

甲子園 邦楽

稲葉浩志、まさかのカバー曲を発表

球春到来!を告げるにはまだ早い2月。

とはいってもプロ野球チームはキャンプが始まり、春の選抜に出場する高校球児には逸る胸の高鳴りを抑えられない季節である。

更に今年はワールドベースボールクラシック(WBC)も開催されるという事で例年以上に慌ただしい年。

今回は動画配信サイトNetflixによる独占放送とのこと。
YOUTUBEでも関連動画を見る感じ、独占という事もあってかなり気合の入った番組作りの様子が伺える。

そんな折の2月3日、全B’zファンがうっかり呼吸を一秒止めて真剣な目をしてしまいそうな衝撃の発表が列島を駆け巡った!

オレ達の稲葉浩志、NetflixのWBCテーマソングにて稀代のアニソンナンバー、岩崎良美の『タッチ』をカバー!!!

稲葉浩志

もう一度言おう、稲葉がレジェンド・オブ・アニソンタッチ』をカバーである!

マジで?サジで?ガチで?

過去にもB’zのリーダーである松本孝弘アニキと組んで、幾つかカバーソングを披露している稲葉。

とはいえ今度は超有名アニソンを、しかもオリジナルは女性が歌っているナンバーをカバーする?

アマリニモベタすぎるチョイスでありながらも想像を突き抜けた発表に、思わず2度見どころか3度見必至…!

90年代のB’zを知っているものなら、よもやこんな未来が来るとは一ミリたりとも思わなかったであろう事態に、胸のザワつきが収まらないB’zファンの我らシスター・アンド・ブラザー…

だがこれは紛れもなく現実である。

そして衝撃の発表から約一か月が経ち、WBC開幕に合わせて遂に公開されたPVを見ると、ハードでありつつもポップな仕上がり。

欲を言えば『Brotherhood』とか『ELEVEN』の頃みたいなギンッギンにメタリックなサウンドで聴きたかったところではあるが…

まああんなアレンジだったら一般層は絶対ついてこれないだろうし、これが正解なんだろうな、とw

じゃあ次は原作の『タッチ』についてちょっとだけ語るぜ!

実は熱血?青春野球マンガ『タッチ』

週刊少年サンデーにて1981年から連載されたあだち充の原作による野球マンガ(?)の金字塔『タッチ』。

それまでは「汗臭くて泥臭い」がスポーツマンガの王道だったところに「爽やか~」なテイストを多分に含んだスタイルで、新たな風を吹かせたエポックメイキングな作品としても知られている。

タッチ
単行本の発行部数が1億(!)超えの怪物マンガ

しかも日常生活の描写も多いので「これジャンルは野球マンガなの?」と議論になることもあるが、「甲子園を目指す」のがテーマだし、まあ…それでいいんじゃないスか?

主人公は双子の兄弟、上杉達也和也

そしてヒロインは二人が思いを寄せ、隣の家に住む幼馴染の浅倉南

この三角関係が物語の根幹を占め、三人のままで高校生活を過ごしていく青春ラブコメになるかと思いきや「例のアレ」である。

リアルタイムでサンデーを読んでいた人はさぞたまげた事だろう。

あだちは連載開始時点で、すでに和也を死亡させる事を念頭に作品作りをしていたらしいが、確かに今だったら「死亡フラグ」と呼ばれるシーンがあったのを記憶しています。

もう単行本が手元にないんでおぼろげな記憶でしかないが、南が和也と夜道を二人で帰りながら「カっちゃんは南を悲しませるような事はしないから」みたいな事を言うシーンがあり、あとになって「ああ…もうこの時には確定してたんだな」と気付かされた思い出。

しかし『タッチ』の物語が動き出すのはここからである。

ところで、あだちは従来の熱血マンガに対して興味ないというか「ダサい」と思っていたらしい。

だが亡き弟の遺志を継ぎ、恋人の夢をかなえる為に己を鍛え、終盤は監督でありながらチームの足を引っ張ろうとする柏葉英二郎の理不尽なシゴキも乗り越えて甲子園を目指す姿って…

あれ?もしかしてこれって熱血じゃね?
ただ、あんまり顔に出そうとしないだけじゃね?なんて思ったりして?

とにかく、高橋留美子の『うる星やつら』との両輪でサンデーの黄金時代を築いたこの作品は当然アニメ化され、主題歌に起用された歌手が岩崎良美である。

ラム
せっかくなんであだちの手によるラムちゃんの絵で…

原作者も喜んだ神起用

良美といえば、姉がヒット曲を連発しまくった、ご存じ昭和を代表する歌手の一人である岩崎宏美

姉に劣らぬ抜群の歌唱力を備えた良美は、彼女の活躍を目にしながら自身もやがて芸能界への道を選ぶ。

そして歌手デビューは1980年。
あの眩しすぎるアイドル黄金時代の幕開けド真ん中からの活動開始である。

世間一般の認識では良美は『タッチ』の一発屋のイメージが強いかもしれないが、実は他にもヒット曲は複数あり。

デビュー年にリリースした4枚のシングルは全て10万枚超えを果たしており、その年の紅白にも『あなた色のマノン』で出場。

しかも姉ちゃんの宏美も出場しており、紅白史上初のソロでの姉妹出場の快挙も達成しております。

さすが80’sだ!親衛隊の声援がすごいぜ!

他にも『タッチ』の次のシングル『愛がひとりぼっち』も16万枚のセールスを記録。

なので「一発屋」なんて間違った認識は、金輪際ナシの方向でお願いします!

話を戻して、デビュー時は堅実な売上げを残したものの、翌年からは下落傾向へ。
以降は目立ったヒットを残せずに燻り続けること早数年…

そんな正念場のタイミングで訪れた、この『タッチ』での起用はまさに千載一遇の大チャンス!

しかも実はあだちはもともと良美のファンであり、この起用はまさに原作者にとっても幸運な巡りあわせでもありました。

岩崎良美

リリース  1985年3月21日
作詞    康珍化
作曲    芹澤廣明
編曲    芹澤廣明
オリコン  12位
ベストテン 14位
売上げ   25万枚

作詞は康、作曲は芹澤。このコンビといえば…

そうだ、言わずと知れたチェッカーズのデビュー曲『ギザギザハートの子守』を手掛けた二人であり、一般的なポップソングの世界だけでなく、アニソンのフィールドでもとんでもないヒットをブチかましてしまったのである。

一連のチェッカーズの曲のみならず、中森明菜の『少女A』も手掛けている芹澤らしい、イントロのギターからして陰のある感じのちょいワルロックな路線を踏襲した曲調。

芹澤サウンドの洗礼を受けた人ならば、明菜やフミヤの歌声での脳内再生も余裕である。

そして康が描いた、近すぎる関係ゆえにままならない、もどかしい乙女心は歌った世界観はまさに南と達也そのもの。

これぞプロの作詞家の腕の見せ所や!

しかし…「ためいきの花だけ束ねたブーケ」を渡されても対応に困るよなぁ、達也?

南ちゃんのチューをくれよ…

芹澤が担当したアニソンでいえばもう一つ、リングにいなずまを走らせてしまう『キン肉マン Go Fight!』も個人的には思い入れがあります。

なにしろオレが最初にハマったマンガが、何を隠そう『キン肉マン』だからな!(ロビンマスク信者)

他にも『機動戦士ガンダムZZ』などの楽曲も手掛けているし、やっぱ才能がある人はアニソンでも名曲を作れちゃうんだよなぁ…

実はNo.1タイトルホルダー

超人気マンガのアニメ主題歌であり、良美の持ち曲の中では最大のヒットとはいえど、アニソンのカテゴリーでもセールス面ではそこまで大ヒットしたわけではない『タッチ』。

でも実はNo.1になっている分野があったりします。

それはコレだ!

なんと昭和時代に生まれた楽曲の中でカラオケで最も歌われているナンバー(2024年JOYSOUND調べ)なのである!

昭和カラオケランキング
画像はエクシング公式サイトより

毎年春と夏になるとイヤでも聴くし、以前からカラオケでも人気だとは知っていたとはいえ、まさかここまでだとは思わんやん?

それとともに、時が経てば経つほど歌ったのが良美で良かったのを実感。

往時の歌唱力は今なお健在、かつ精力的に活動を続けているのは嬉しい限り。

仮にどこかの芸能事務所が売り出したい歌のヘッタクソなアイドルが選ばれてたりしたら、ここまで後世に残るナンバーにはならなかったかもしれない。

王道カラオケナンバーの一つになった今では、彼女の起用はまさに慧眼だったというしかない。

みんなの「南ちゃん」はダレだ!

他にも当時の『タッチ』ブームを知っている人なら、記憶にあるかもしれないのが「南ちゃんを探せ!」。

夕方に放送されていたフジテレビ系列のニュース番組『FNN スーパータイム』内でスポーツに励む女の子を紹介する名物(?)コーナーである。

アタシが実際にリアルタイムで観たのは数回ほどでしかないが、なぜかニュース番組の中で異色な存在感を放っていたのもあって、妙に記憶に残るコーナーでした。

とある回ではなんとhyde夫人である大石恵も出演したことがあったり。

大石恵

そのくらい当時の『タッチ』の影響力がデカかった証明の一端という事で…

もしかしてかつての稲葉少年も南ちゃんにときめいてたクチなんやろうか…

ちなみにアタシの好きなあだちヒロインは『みゆき』の若松みゆきと『ラフ』の小柳かおりです!

カラオケや現代のヒットソングの傾向などを見ても分かる通り、かつては日陰の身だったアニソンも、今や邦楽の中心的存在へと立場を変えるくらいの受け入れられよう。

そりゃ稲葉もカバーしちゃうって感じ?

今回の件でここまで振り切った以上、この先『 戦士』とか『ペガサス幻想』やら『ムーンライト伝説』、はたまた『残酷な天使のテーゼ』をカバーする日が来ても驚かんぜ?

例年通り高校野球のみならず、WBC関連のネタが取り上げられるたびに何度も耳にするであろうこの曲は間違いなく今年の目玉である。

よっしゃ、もうこうなったら良美姐さんと稲葉のコンビで紅白出場や!

既に声優も経験した今なら、もうロックアーティストのイメージとか気にする必要もないでしょ、ねぇ?

いや、それは無理な願いだとしても歌番組ならなんでもいいんで、とにかくこの曲をテレビで披露してくれ~!

あぁそうそう、聞いた話だと良美さんもたまに出演している『うたコン』だったら最高の演奏環境で歌えるらしいですよ?(悪魔の囁き)

うたコン
天理高校バトン部とのパフォーマンスは圧巻でした

それでは今回はこの辺で!

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