失われゆく文化?「ジャケ買い」
「ジャケ買い」…店でふと見かけたCD・レコード・書籍などを内容をよく知らないままに、表紙デザインから得たイメージだけで本能の赴くままに衝動買いするという、ギャンブル要素を絡めた購買方法を指す言葉。
ネットの発達で情報入手が手軽になったのもあり、現代ではあまり聞くことも無くなった文化(?)である。
多少のリスクを背負う行為なので、見事に自分の嗜好と合致した時の喜びはたまらないものらしい。
ちょっとした運試し的な?
ちなみにアタシはケチな人間なので、こんなリスキーな経験をしたことは過去一度もありません。
なら記事タイトルと矛盾してるじゃねーかと言われそうだが、違うんだ母ちゃん!
本来の意味合いとは違うけど、実は「別パターンでのジャケ買い」をしてるんだ!
そんなオレの初体験をささげた(キモい言い回し)相手が今回の主役…
小松未歩の『anybody’s game』!!
何かと隠し事が大好きなビーイング系列の「GIZA studio」に主に所属していた、世界音楽史の七不思議に数えられる謎の歌姫…
または「邦楽界のツチノコ」とも称される未歩嬢。(言ってるのオレだけ)
彼女にとっては4枚目のシングルだ。
リリース 1998年3月18日
作詞 小松未歩
作曲 小松未歩
編曲 古井弘人
オリコン 9位
売上げ 10万枚
CD購入はアルバム優先
90’sの音楽市場はとにかくCDがシングル、アルバムともに売れまくっておりました。
当時のアタシは毎日のように音楽番組を見ていたが、ホイホイCDを買ってもらえる環境でもなかったので、コレと決めたアルバムを買うという一点集中型のリスナー。
なので興味を持った新曲が出てきても、シングルは買わずにアルバムでリリースされるまで静観を貫くタイプの人間でした。
それにシングルだと基本二曲しか入ってないから物足りないし「この千円をとっておいてあと二千円足せばアルバム買えるやん」という生来のドケチ根性がはたらくのもあって、シングル購入には積極的な方ではなかった。
別の理由としては先にシングルを買っていると、アルバムで聴いた時に新鮮さが薄れるというのもあったりして。
だがこんな鉄の意志をあっさり打ち砕いたのが、小松未歩…アンタだ!
本能に抗えない神ジャケ
1stの『謎』以来のアップテンポかつダンサブルなビートのナンバーは一聴しただけでも良曲なのは確信したが、今回も「ハイハイ、アルバム出るまで待ち待ち」の姿勢で臨もうとしていたところに飛び込んできたのがこのジャケットである。

かっ…かわいい…。////
薄紅の色彩で、普段着のようなセーターを着て柔和な笑みを浮かべる℃-uteな未歩嬢。
シャレオツに着飾ったというわけでもなく、ごくナチュラルな出で立ちでありながら様になるその姿は、オレを即K.Oするに足りうるもの。
「真にマヴい女(スケ)は地味な服装でも絵になる」事を我々に知らしめる好例となったのだ。
結局指折り数えながら発売を待ち詫びつつ、当日CDショップにフラフラ誘われるように立ち入り、現物を手に取るアタシ。
その見目麗しき艶姿を凝視しながら「くっそ~、まんまとビーイングの策略にノせられてるよ…どうせアルバム買うのに…」と、苦虫を嚙み潰した表情でレジの前に立つ敗北者の後ろ姿…
わずか千円の出費に対してここまで悔しさを露わにするところに、この男の器の小ささが窺い知れるワンシーンである。
でもかわいいんだもん、買うしかねぇじゃねえか…
ただみんな勘違いしないで?
ジャケ写が良いからという単純なスケベ心だけで買ったわけじゃないから!
まず曲が気に入ってた上で、更にジャケが決め手になる要素だったってだけだから!(物凄い早口で)
ここに本来の意味とは違えど、心ならずも初めてのジャケ買いをしてしまった男の物語は完結…
しません!もうちょっとだけ続くんじゃ!
結局買ってよかったシングル盤
この曲は後に2ndアルバム『小松未歩 2nd~未来~』にも収録されるわけだが、実は他のミュージシャンのアルバムでもよくある「ミックス違いになっていた」事により、アルバムVer.は聴いても違和感しか覚えなかったので結局シングルも買っておいて正解だったというオチになりました。

ホラホラそうだろう、オレは真田志郎ばりに「こんなこともあろうかと」予見していたから前もってシングルを買っていたんだ!(これでジャケに釣られただけで買ったんじゃない一応の理由付けができたな…あっぶねぇ~w)

でも実際にいざアルバムを買って聴いたら、テレビやラジオで耳馴染みのあったシングルVer.と違っていてガッカリしたってパターン結構あるよね…
他のミュージシャンの場合でも、アルバムVer.の方が良いって意見はあんまり聞いた事が無いような…
と、いう事で最後は「オレの勝ち」ってことでいいかな、諸君?
それにしてもリリースから30年近くか…
いまでもCDケースに入れて大事に保管しているけど、思えば遠くへ来たもんだ。

「作詞界の Tak Matsumoto」こと松本隆は中山美穂に見惚れたけど、オレはいつまでも小松未歩に見惚れてるぜ!
それでは今回はこの辺で!ホレたぜ!乾杯♪


