うたコン、九州に見・参!
師走に突入した今回のうたコンは初の九州での開催!
東京以外では大阪からの出張放送はこれまでにも度々あるものの、九州からの放送は初めてってことで、そりゃ九州男児のアタシにゃ扱わないわけにはいかないワケで…
出演陣も九州出身の名だたる歌手たちが大集合の回になりました。
会場は、今年3月に新設されたばかりの福岡市民ホールから。
音楽ファンなら知ってのとおり、昔から大物ミュージシャンを多数輩出している音楽のメッカ(死語)と呼ぶべき地、それが福岡…!
のみならず九州初のうたコンという事もあってか、いつも以上に観客の熱気が感じられる現場である。音響もよさげな感じだ。
今年の紅白の司会を務める今田美桜のVTRから始まり、舞台の幕が開く!

やっぱり層が厚い九州勢
まずは松田聖子と並んで80年代を代表する福岡出身の歌手の筆頭格、藤井フミヤの「TRUE LOVE」からスタート。

当時は『CDTV』や『ミュージックステーション』を見ながら「いつまでランクインしてんだよw」とツッコんでいたくらいのロングランをかましたビッグヒットナンバーだ。
が、チェッカーズ前半期の黄金時代ナンバーの方が思い入れが強いので、さほど興味はわかず。
多分もう一曲歌うだろうと予想していた通り、番組後半ではチェッカーズ時代の『夜明けのブレス』も披露するが、個人的には『星屑のステージ』が一番聴きたかったんですよね~。

『星屑のステージ』はオリジナルの音源が泣けるほどショボくて、めっちゃ好きなのに聴くたびに(ノ∀`)アチャーな顔になってしまう罪な楽曲。
故にうたコンならではのゴージャスな演奏で聴きたかったが、まぁしゃーないか。
同じく福岡出身の氷川きよしはデビュー曲の『箱根八里の半次郎』を朗々と歌い上げる。
途中、ステージから降りて観客席の近くに向かう際には、この日トップクラスの歓声を浴びるきよし。
これには彼もしてやったりの表情を浮かべニンマリだ。

続いてこの番組によく出演してくれる火の国・熊本出身のプリンセス「オレ達の」森高千里は『この街』を歌唱。

注目の衣装に関しては露出度は少ないものの、うたコンでは久しぶりのミニスカート姿である。
「そうか…今日はミニスカじゃないのか…(´・ω・`)」状態になってしまう悲劇は今回は避けられた形となり、オレ歓喜の瞬間。やっぱ彼女はこの格好じゃないとな!

「紅白プレイバック」は若貴フィーバーに湧いた1991年の第42回。
紅白開幕の宣誓をした二人の姿を見て、この頃はあんなに仲良しだったのに…なんて感慨に浸っちゃったりして?

90年代初期はCDバブル突入の追い風も受けて、新旧問わずソロシンガーソングライターが大躍進した時代でもあります。
それを象徴した一人、KANの『愛は勝つ』や、聴けば自然と涙腺が緩んでしまう沢田知可子の『会いたい』が流れつつ、ある意味当ブログのテーマソングみたいな楽曲の河島英五『時代おくれ』なども紹介される。



このコーナーの締めに登場したのは、その年に紅白初出場の森口博子。
元ガノタ(ガンダムオタクの略称)の自分としては決して見逃せない存在だ。
井森美幸や、ヤバデバビ(山瀬まみ)と並んで元祖バラドルと称されたりもする彼女。
といってもスクールメイツの福岡支部にも在籍経験があり、1985年放送開始の『機動戦士Zガンダム』の主題歌『水の星へ愛をこめて』で芸能界デビューを果たした、れっきとしたアイドル(?)歌手である。
ガノタ御用達のアンセム!
歌手としてはなかなか芽が出ずにやがてバラドルに転身、そんなところに再びガンダムのテーマソングを担当するチャンスが訪れ、見事結果を残した思い出の曲が1991年公開の映画『機動戦士ガンダムF91』の主題歌『ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜』…!(売上げ28万枚)
F91は作品としての完成度はイマイチでも、MSデザインにおいては全ガンダムの中でもトップ3に入るくらいに好きな機体だし、オレに語らせたらヤバいことになっちゃうけどどうする?やるの?どうなっても知らんぜ?

出番前、緊張の舞台裏で和田アキ子に励ましてもらうシーンも流れたり、この曲のヒットでバラドルだけではなく歌手としてもやっと認められたと当時の思い出も語る。


多くのガノタからも愛されるナンバーを、遂にうたコンで拝める日がやってまいりました!
毎度ながら素晴らしい演奏陣をバックに歌った後、感激の涙をこらえながら感想を述べる森口に思わずこちらも一青窈状態、みたいな?
中学時代に学校でこの曲を歌い、クラスメートに「歌うまいやん」とほめられたのが歌手を目指すきっかけになったというきよしも涙ぐむ姿が見受けられました。
これにてワイにとっての今週のうたコンは大団円を迎えたのであった…

イイ感じの企画だったので、今後も継続してこういった各地方出身者を集めた特別な回をやってほしいところである。

それではまた次回!

